

8月15日は瑞巌寺参道の杉林ステージにて、夕涼み音楽会が開催されました。中央広場の賑やかさとはうってかわって、静けさの中に響く音色に耳を傾けます。盆踊りが「動」であれば、こちらの音楽会はまさに「静」。今年は、杉林の伐採が決まってしまった事、そして子供達によるみんなの灯道もあいまって、より心にしみる演奏でした。
ステージプログラムはヴァイオリン、フルート、声楽の三部構成。ヴァイオリニストの佐藤さんは「今日は沢山の共演者がいらっしゃいます」とセミ達を紹介するほど、ミンミンゼミやヒグラシと美しい音楽が一体化して、杉林に響き渡っていました。フルートの水戸さんの「来年は今と同じ風景は見る事が出来ないんですね」という言葉に、深くうなずくお客様も。
このタイミングで杉林で素晴らしい音楽会を開催できた事を、本当に嬉しく思います。出演者の方、スタッフの皆様、観客の方々、ありがとうございました。
ヴァイオリンの部
ヴァイオリニスト:佐藤 実治
ピアニスト:及川 久美子
フルートの部
フルート:水戸 絵里
ピアニスト:コチシュ・クリスティアン
声楽の部
メゾソプラノ歌手:後藤 優子
ピアニスト:田村 聡子